日本笑顔P

台風19号 千曲川の氾濫から4ヶ月経った被災地の現状

2019年の台風19号の影響により被害に遭われた地域の皆様に心より御見舞申し上げます。

台風19号の襲来から4ヶ月となる2020年2月7日の千曲川氾濫による被災地のレポです。
今ではほとんど報道されていない被災地の現状を少しでも知って頂きたいと思い、記事にしました。

提供頂いた当時の写真、SNS上に投稿された当時のニュースや動画をアップしておりますので不快に思われる方は閲覧をお控え下さい。

まずは、台風が直撃した当時の報道を。

衝撃的な映像でしたよね。

今回は、主にこの浸水したエリアや千曲川の決壊エリアを周りました。
被災前の様子も伝わればと、Googleマップやストリートビューを駆使しております。

千曲川の氾濫エリア

新幹線が水没した長野新幹線車両センター

千曲川氾濫時

あやばずも当時、TVで水没した新幹線を見て衝撃を受けた記憶があります。
小布施町にこんなに近いところだったとは知らず、、

現在(2020年2月7日)

北陸新幹線_水没_台風19号

現在は泥も排除され、整備されていました。

千曲川氾濫の浸水被害により無残な姿になったりんご畑

当時のニュース

災害時、大量のリンゴの廃棄処分について話題になりましたよね。

泥やゴミの除去後の現在(2020年2月7日)

ガードレールが外れたままだったり

落とされた大量のリンゴがまだそのままに残っていました。

収穫したばかりのリンゴも浸水し廃棄になってしまったのだとか。
リンゴ農家さん達の丹精込めて育てたリンゴが収穫時期になって廃棄とは
胸が痛くなる話です。

水が引いた後に残る泥やゴミの除去作業後の畑ですが、進んでいない農家さんの畑もまだまだあるそうです。

浸水被害の酷かった津野、穂保地区

浸水当時

被害の大きさが分かるツイートがありました。

周った地域は全て浸水したエリアでしたが、千曲川の堤防決壊エリアに近づくにつれて建物の損傷が激しくなっていきます、、、。

現在(2020年2月7日現在)と被災前(2014年10月)

1階の外壁が崩れ剥き出しに。

2014年10月に撮影されたグーグルストリートビューで被災前の様子が確認できました。


家も木も押し流されてしまっていますね。
何もない広い土地が目立ちます。

このような状態がいつまで続くのでしょうか。
住まわれていた方の暮らしはどうなっているのか、、
考えさせられます。

千曲川決壊エリア直下だった長沼体育館

被災前

こちらもグーグルマップから。

千曲川の決壊エリアのすぐ側であった体育館は
激流に飲み込まれあられもない姿に。

現在(2020年2月7日)

鉄骨もへし折れ、ボロボロになった体育館の姿には見るに堪えないものがありました。
こんな状態だとは全く知らなかった。
去年の秋に訪れた、東日本大震災で津波に襲われた大川小学校跡地と重なるものが。

死者数は比になりませんが、水の勢いの凄まじさはきっと同じなのではないでしょうか。
私が情報不足なのか、こんな映像は見た覚えがありません。

千曲川堤防決壊エリア

千曲川が最初に決壊したエリアがこの辺りと言われています。
こちらもGoogleストリートビューで被災前の様子と比較。

千曲川決壊エリア

道路の面影は残っていますね。
右側の大きな建物が長沼体育館、その手前が長沼公園です。
ブランコは流されてしまったのでしょうか。

まだ道路が深くえぐられたまま。
ここから氾濫した川の濁流が町を襲いました。

屋根が崩れていたり、今にも崩壊しそうな建物がちらほら。
自然の威力を感じ、恐ろしくてしばらく立ち尽くしてしまいました。

千曲川側はというと、元はリンゴ畑の広がる河川敷でしたが濁流に押し流されてしまい、現在は大規模に復旧工事が行われていました。

多くの重機が入り、復興作業が進んでいますが規模が広大。
まだまだ時間がかかるのではないかなと感じます。

CAINZ豊野赤沼店(浸水被害後閉店)

千曲川決壊時

台風19号の千曲川氾濫により浸水したカインズ豊野赤沼店写真提供:日本笑顔Pメンバー

1Fが完全に水没している状態です。
店内は大変なことになっていたことでしょう。

台風19号の千曲川氾濫により浸水したカインズ豊野赤沼店写真提供:日本笑顔Pメンバー
写真提供:日本笑顔Pメンバー

だいぶ泥水が引いてきました。
洪水は少しずつ水が引いていきますが、大量の泥は残していくのです。

この泥の掻き出し作業がとんでもなく大変で、時間がかかります。

現在(2020年2月7日)

まだ泥の跡が残っていましたが、かなりキレイになりました。

しかしこちらのCAINZ、閉店に至りました、、。

災害時のままの建物

剥き出しのままの住宅。
室内が丸見えです。

こういった住宅がいくつもありました。

対応が全く追いついていないのでしょうね。
住んでいた方々は安全な住宅に住めているのでしょうか。

コンビニ内の復旧作業

浸水被害のあったコンビニ店内の写真です。

写真提供:日本笑顔Pメンバー
写真提供:日本笑顔Pメンバー

浸水した店舗はどこもこのような状態だったのでしょう。

写真提供:日本笑顔Pメンバー
写真提供:日本笑顔Pメンバー

什器を排除し、それからの排土作業もまた大変な労力ですが地域の方、ボランティアの方々で協力して復旧作業が行われていったのですね。

全ての建物の排土作業に時間がかかるのも頷けます。

地域の方に寄り添う、まちの縁側 ぬくぬく亭

ぬくぬく亭

支援団体によって開設された地域の交流スペース、ぬくぬく亭にも立ち寄らせてもらいました。

豊野地区で被災された方々の情報交換や交流を目的とした支援拠点となる施設です。
(重機オペ講習で指導をして下さった春原さんがいらっしゃいました。)

こちらは被災した事によって疎遠になってしまう地域の交流を図り、人々の声を聞く大切な場所になっており、私がお邪魔した際も子供やご高齢の方など様々な方がいらっしゃいました。

まとめ

如何でしたでしょうか。

世間ではすっかり報道されなくなり皆さんの記憶からもどんどん薄れていると思いますが、見て頂いた通り復興はまだまだ進んでいません。

台風19号は長野県以外の日本各地に甚大な被害をもたらしています。
しかし長野県の千曲川流域は被害にあった範囲があまりにも広大でした。
被災した直後に来ていたボランティアの方々もどんどん減り、人手不足の状態です。

まず私にできることはこの現状をより多くの方々に知ってもらうことだと思い、今回記事にさせて頂きました。

災害は忘れた頃にやってきます。
いつ自身が被災者になるか分かりません。

自然災害の恐ろしさ、有事に備える大切さを再認識し、
自分にできることは何かを今一度考えるきっかけになると幸いです。
自戒を含め。

そして何より、早い復興を願っております。
私も笑顔Pメンバーとして微力ながら携わらせて頂ければと思います。

管理人あや
管理人あや
今回は日本笑顔プロジェクトの重機ボランティア活動の最中に案内して頂きました。
笑顔Pメンバーの皆様、ありがとうございました。